松下:垰本さんの自己紹介と現在までのご活躍をお聞かせください。
垰本
- 私は、立教大学を1995年に卒業し、新卒でベンチャーキャピタルである大和企業投資(株)に入社し、株式上場を目指すベンチャー企業への投資業務などを行った後、2000年10月にITベンチャー企業である(株)ビーマップに株式上場準備担当のCFOとして転職しました。2002年に(株)ビーマップは東証ジャスダックに上場することができました。その後、ご縁がありコインパーキングを運営するパラカ(株)に株式上場準備担当のCFOとして2003年に転職しました。パラカ(株)は2004年に東証マザーズに上場(現在は東証一部)しました。
パラカ(株)が大きく飛躍した要因の一つが、全国主要都市への事業拡大で、私が同社で最後に担った仕事が名古屋支店の開設でした。今再び名古屋で仕事ができる巡りあわせに感謝しています。後進が育ったこともあり、2006年にパラカ(株)を退職し、その後は株式上場準備を中心として中小ベンチャー企業の成長支援のお手伝いを今日に至るまで約15年間続けております。私が上場準備をお手伝いさせていただいた会社の中には、太陽電池製造装置で世界トップシェアとなった(株)エヌ・ピー・シー(東証マザーズ上場)などがあります。
松下:続いて大倉さん、同じく自己紹介と現在までのご活躍を教えてください。
大倉
- 私は、同志社大学を1999年に卒業後 垰本と同じく大和企業投資(株)に新卒で入社し、未公開企業に対する投資業務を行っておりました。その後、ご縁があって大和企業投資(株)の投資見込み先であった名古屋のジャパンベストレスキューシステム(以下、JBR)(東証1部上場)に入社、水まわりのサービスインフラを全国展開する 「水の救急車」の代表取締役に就任しました。同社は、JBRとINAXの合弁で設立したジョイントベンチャーです。その後、2006年に独立して人材派遣の会社を立ち上げて、軌道に乗せた後、M&Aで事業会社に売却しました。その資金を元に不動産投資事業、レンタルオフィス事業などを現在は手掛けております。私自身の経験では、M&Aの際は信頼できるパートナーの選定が一番大切だと実感しています。事業を売却する際は、事前に考え得るリスク要因をディスクローズすることが買い手の信頼につながり、その内容や姿勢こそが判断材料の決め手になるケースがありました。反対に事業を買収する際は様々な角度から事業内容を精査することが求められます。自分自身では気づけなかった盲点が信頼できるパートナーからの指摘により、顕在化したケースもあります。このような自身経験も活かしながらアクセラ-レーションのフィールドの中でM&Aに携わっていきたいと思っております。
松下:では 最後に私自身の自己紹介と現在までの仕事内容をお話しします。
松下
- 大学在学中、自身の将来を見つめ直すため、単身で約1年間、海外へ放浪の旅に出ました。その後、海外でビジネスエコノミクスを学び、帰国後は外資系コンサルティングファームに入社しました。同社では、経営戦略立案の他、BPRやターンアラウンド、組織改革を主導しました。
その後、グローバルメーカー系列企業にジョインし、人事、総務、経理、経営企画、調達を管掌し、その間、従業者の意識と行動をブランディングする、体系立てた独自のメソッドを完成させました。これまでに手掛けたインターナル・ブランディングは累計100社を超えるまでになりました。
現在は、中小企業を中心に経営戦略や組織変革を支援する以外の活動として、これまでの経験やノウハウを多くの経営者の皆様にお伝えする取り組みとして、全国で講演や研修を行なっています。
松下:垰本さんは、このARPSでどんなことに取り組みたいと考えていますか?
垰本
- 私は黒子として、松下と大倉を支え、二人が顧客のために最高のパフォーマンスを発揮できることが自らの第一の使命であると考えています。そして当然ながら、両名とパートナーと力をあわせて、顧客にとって一生に一度しかない株式上場というチャレンジを必ず成功裏に導くことです。
松下:大倉さんはいかがですか?どんなことに取り組みたいですか?
大倉
- 今後の成長が見込まれる既存事業や新規事業に対して専門家集団として戦略を練り、外部との連携を深め、投資の促進を図り、新市場や海外等に目を向ける戦略を考えていきたいと思います。また、クライアント企業の取引を拡大して事業を多角化する事に積極的に取り組んでいきます。
松下
- 現在の日本においては、コロナ過を起因とした企業の休業や廃業が相次ぎ、日本経済が停滞するという悪循環に陥っています。世界に誇る高い技術力を持つ日本の中小企業が、激変する世界経済の中で存続し、その存在感を発揮するためには、企業の独自性を発揮させる戦略的なインサイトを生み出し、付加価値を向上させるという取り組みが必要になってきます。そのため、我々は伴走者として、中小企業の成長を加速させるアクセルになっていきたいと考えています。
松下:垰本さん、われわれのチームの強みとはどんなところだとお思いですか?
垰本
- 個性もアク?もよい意味で強く(笑)、通常であればワンチームにはなりにくいであろう、異能異才のパートナーが一堂に結集し、顧客の悩みに全方位で応えられることが最大の強みだと思います。よく何でもできるは何にもできない、なんてことが言われますが、各分野のエキスパートが有機的に結合し、いわばスーパーゼネラリストとしてのシナジーを生み出すことが、クライアントの利益の最大化につながっていくと思います。
松下:大倉さんが考えるARPSの使命とは何でしょうか?
大倉
- 「経営者と様々な悩みや課題を一緒に理解して、考えて、行動すること」が私達の使命と考えています。
松下:わたしたちのチームならこんなことができるっていうのは、何がありますか?
垰本
- 我々の力を結集すれば解決できる課題がかなりあると思います。というか、ほとんどが解決できると自負しています。なぜならば松下が主に担当する顧客企業の根幹であるオーガニックグロースで、顧客企業自身の足腰をまずは盤石にする。その上で大倉が主に担当するM&Aグロースでかけがえのない時間をワープするように顧客企業成長を加速していく。そして私が主に担当する顧客企業のかけがえのない企業価値を顕在化させる、私たちはこれをValueアップと名付けましたが、そのためにもIPO(株式上場)実現を支援する。なんだか固いことを言いましたけれども、これって人間にたとえれば、生まれてから一人前の自立した大人になるまでの過程を伴走者として支えていると言えるのではないでしょうか。
大倉
- マーケティングやブランディングという観点から見ても、品質の良い商品や良いサービスが必ずしも売れるとは限りません。それぞれの会社の独自性をよく理解し、適切なPRをすることによって、集客力がアップして売上を伸ばしていくことができると思います。経営者の方々は、日々の仕事が忙しいため、それを理解していてもなかなか実行できないこともあるかと思います。そのお手伝い「良き伴走者として」一歩ずつ解決をして行きたいと思います。
大倉:質の高いアウトプットを提供するにはどうしたらいいですか?
松下
- 質の高いアウトプットを提供するには、まず本質的な問題(論じ、考えるべきテーマ)について徹底して議論を行い、見極められた問題について適切なフレームワークを用いて分析を行ない、明らかになった課題に対する成功要因とその仮説を立案していく。よく問題は、「解く」ものと考えられがちですが、最初にすべきことは、その問題が本当に解くべきに値するか(その先の検討に大きく影響を与えるかどうか)を見極めることが大切だと思います。
垰本
- 松下の意見に賛同です。まさにイシューを見極める、です。そのためにも、とにかくきめ細やかな対応に徹することが大切だと考えます。徹底的に現場に赴き、顧客に寄り添い伴走してイシューを見極める。口先でああしろ!こうしろ!ではなく、山本五十六の語録にある「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」を愚直に実践したいと考えます。
大倉
- そうですね。垰本の言う通り。まさに「言うは易し・思うは易し・行うは難しです。」実際に行動していく姿勢を自分達から率先して進めていかなければ、真のパートナーとはいえないと思います。事業を加速化するアクセルの役割を果たす、パートナーとして、また伴走者としての役割を担っていきたいと思います。
松下:と言うわけで、我々のチームのことを少しでもご理解いただけましたでしょうか?
垰本
- それぞれに個性豊かな私たちですが(笑)私たちの思いと決意はただ1つ、私たちがご縁をいただいて関わらせていただいた顧客の夢を実現し、顧客とそのステークホルダー全てにHappyになっていただくこと。それが私たちの喜びです。これをご覧下さった皆様とお仕事ができることを心より楽しみにしております。
大倉
- 信念を持ちチャレンジする皆様と実際にお会いして、お仕事ができる事を楽しみにしております。お酒も好きですので、是非よろしくおねがいします!笑
松下
- 皆様からのお問合せをメンバー一同、心よりお待ち申し上げております。