経営基盤の安定
経営基盤を安定させるためには、自ら価値を生み出し、その価値を高めていくことが必要となります。
どんなに本業を極めたとしても、その価値を研鑽し続けなければ、時間の経過とともに価値は陳腐化していきます。
価値が陳腐化すると、競合他社との差が縮まり、経営基盤の土台が脆弱となり、事業価値が競合他社よりも下回ると、市場競争から脱落することになります。
従って、本業を洗練させることは非常に大切なことになります。
本業を洗練させるポイント
◎市場・顧客の求める商品・サービスは何か?
◎市場・顧客の求めている商品・サービスを提供するための手段は?
◎市場・顧客に独自の価値を提供するためには何をすべきか?
例え、既存事業と市場であっても、見方を変えると改善点は無数に出てきます。
本業の深掘りなしには経営基盤の確立はあり得ません。
経営基盤を安定させる為には、経営資源を見極め、焦点を定めて効率化することが重要になります。
◎財務基盤(貸借対照表のスリム化)
◎損益計算書の見直しによる収益力の向上
◎事業基盤(事業の選択と集中、事業基準の明確化)
◎業務基盤(業務プロセス改善によるコスト軽減)
◎組織基盤(合理的に意思決定を行う組織経営)
経営基盤を安定させるということは、ムダなものを排除し、効率化させ、企業の価値を高めていくことであり、また、様々な問題に対して、その本質的な原因(阻害要因)を明確にし、場合によっては組織を抜本的に見直すことで、将来の利益・企業価値を向上させることでもあります。
会社の将来を考えるのであれば、まずは、経営基盤を安定させ、持続的成長可能なものにしていく経営こそが重要になります。